この日は雲一つない快晴。

午前中の面会は禁止されているものの一度イブに会いに行く。
すでに陣痛10分間隔が9:00ごとからあるとのこと。

でもってラファエルはタオルとかの洗濯済み衣類を渡し、まだ面会時間
じゃないからといったん外に出る。

昼頃にまた顔を出してみると10分間隔の合間をぬってご飯を
一口二口食べていただけでもう下げろと・・・。せっせと下げるラファエル。

あまりにも痛がっているので腰をさすってやってやりながら
ナースコール。

まだまだよ。っと看護師はいって、10分間隔の陣痛きても
イブの状態(35歳、ちょっと太め、初産)であれば12時間は
かかるでしょうっと。

ガ━━━━(;゜д゜)━━━━━ン !!!
っとイブの変わりに驚いてみせる。

14:00頃に「つらいー」というので再びナースコール。陣痛室があいているのでそっちに移ろうっとなってせこせこと移動。
そこからは、
陣痛1分→インターバル10分→陣痛1分→・・・っとなって
この時点で子宮口4cm。

主治医は、「いい具合ですよー」っとそんな調子でがんばりましょう。ッてことになった。
18:00頃には
陣痛1分→インターバル5分→陣痛1分→・・・となって子宮口6cm。
約4時間で子宮口が2cmかー先は長いなーっと心の中でつぶやきながら、
イブの腰をさすりつづけた。

どんどんインターバルが短くなり、22時ごろには
陣痛1分→インターバル1分→陣痛1分→・・・っとなった。
この間まで医者、看護師が着たのは2回ぐらい。本当に大丈夫かよ?と
思い、「22:30までがんばってそしたら呼ぼうね」と言い聞かせたが、
22:15頃にはもたなそうなので、ナースコール。
この1分間隔の陣痛というのがはじめて理解したのだけど、みなさん、1分休めませんからね。

イブの状態は、
陣痛1分(悲鳴をあげる)

インターバル1分
  内訳
   ・陣痛の余韻と気を失いかけていた状態の覚醒30秒
   ・しゃべれる状態30秒

陣痛1分
て感じでした。

まぁ陣痛が1分の状態までがんばったのもすごいけど。
余談:腰をさすっていて気が付いたけど尾てい骨のあたり明らかに盛り上がっていました。そこにいるなーっと感じるくらいに。

(ちなみに看護師、医者とも「ちょくちょく見にきますからね」っと行っておきながら一回もこなかった(#゜Д゜))

22:35に分娩室にうつった。

この時点でラファエルは、何もすることがなくなったので、とりあえず
実家に電話を入れておく。

22:14 女の子 2821g 

22:17 暗闇と化した廊下のソファーでまってて産声を聞きました。

看護師に「旦那サマー、生まれましたよー」っといわれ
ついていくと、看護師の腕の中にちっちゃな生物がいました。

抱いてみるとその生物と目があい、ふにゃふにゃと顔の表情を変えていました。
「はじめまして、やっと会えたね。」と声を掛けてやり、しばしラファエルの腕の中で静かな呼吸をしてました。

看護師にその生物を預けて、2時間ほどイブが分娩室での処置があるのでいったん家にかえて0:00ごろ、パンとハムエッグを作って夜食を済ませ
1:30頃にまた病院に行った。
そこで今までで一番の笑顔のイブと会い「よくがんばったなー」っと
声を掛けると、2人のもとに小さな生物がまた看護師に抱かれて登場した。20分くらいイブが抱いてその間ズーッと元気よく泣きじゃくっていた。

そして、イブは、車椅子で病室に連れて行かれ、ラファエルは、
約12時間イブの腰をさすりつづけた、指紋の消えかかった自分の手を見て「俺の子供かー」っと空を見上げた。(夜中の2時)

ちょっとなきそうになりました。

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